【キウイのトゲを取らずに出していませんか】
ずっと知らなかったばかりに、
やってしまっていた~
ということって、
生きていれば色々ありますよね。
私は札幌から関西に来て、
風習が違うことから、
「やってしまった・・・」
という気持ちになることがありますよ。
食であっても、
こういう話は尽きないものです。
みなさん、
キウイフルーツのトゲを
抜いてからお出ししていますか?
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こんばんは。
サイエンスクッキング プロデューサー
木村万紀子です。
キウイフルーツに「トゲ」?
何のこと?と思われた方は、
このメールを読み終わったら、
明日はキウイを買って
真相を確かめたくなるかもしれません。
消費者センターに、
「キウイにつまようじが入っていた!」
と誤ってクレームを出す人がいるくらい、
するどくとがったトゲが
本当にあるのですよ。
まず、キウイの両端を見てみましょう。
ちょっととがった方と
へたがついたくぼんだ方があります。
このへたがある方に、
木片を割ったような、
触るとチクッとささる
鋭いトゲがあるのです。
トゲを取った後は、
こんな風に穴があくほど、
トゲはでかいです!
このトゲをすっきりと取るには、
特別なやり方があります。
①へたの周囲に包丁をすっと入れる
するとトゲの芯に当たります。
②その芯のまわりを
包丁でくるりと一周させます。
③包丁はそのままで
へたを包丁を持つ手の親指で
上から押さえながら、
くいっとひねります。
④ひねると、トゲが実からはずれます。
その瞬間、これだ!と感触がわかります。
⑤そ~っと引き抜くと、あのトゲです。
きれいに取れると、快感。
もう一方のとがった方の端は、
トゲとは無縁。
切り落としてもす~っと包丁が入ります。
おもしろいほど違いますよ。
このトゲをのどにつまらせたり、
口の中にささると
えらいことになります。
今までトゲを取ったことはないけれども、
ケガをしたことも、
させたこともないという方は、
無意識に、
この固い部分を口に含んでから
かたいなぁと吐き出しているかもしれません。
今日からこれを知ったみなさんは、
食べる前に取りましょう。
スポンと抜けた瞬間、
今日もツイテルとニヤリ。
このトゲは毛茸(もうじ)というそうで、
グリーンのキウイを買うと、ほとんどにありますよ。
次回は、「朝に食べたいキウイ。しかし、その食べ方では、子供が嫌いになります」をお送りします。