【ふせち料理】

我が家は両家とも喪中。

私は毎年、我が家と両実家のおせちを作るのですが、今年は絶対なし。

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そこで作ったのが「ふせち料理」。

御節(おせち)の「御」を不祝儀の「不」にかえて
「不節料理」といわれるんですって!

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①縁起のいい食材は使わない
たい、数の子、えび、昆布などはナシ

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②紅白を避ける
紅白かまぼこ、なますの紅白、金時にんじんはナシ

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③祝い肴3種を避ける
黒豆、数の子、ごまめ、(関西ではたたきごぼう)はナシ

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④重箱に盛りつけない
「重なる」意味を避けて、お皿に盛りつける。

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⑤一品ずついわれを考えて、喜ばしいものは避ける。

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いやいや
「これを除いて何を作るの?」となりますよね。
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母のリクエストと、父が好きなものをお供えしたいというのがあって、
私は次のものを作りました。
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このいわれだったらいいよね。
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・だて巻き(学業成就)
・煮しめ(家族が仲良く暮らせるように)
・椎茸含め煮(元気・壮健)
・かぶとれんこんのなます(平安と平和)
・高野豆腐の含め煮(無病息災)

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紅白の紅が使えない、金箔も使えない、重箱に盛れない
となると、とにかく地味。
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私の父が亡くなる直前のお正月は、
入院していた病院にコロナがまん延して
面会も差し入れもできなかったのですが、
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その前の年は、
私のおせちをいっしょにおいしそうに食べていました。
 
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その時には病気もわかっていたし、
余命も知らされていた。

でも、これが最後のおせちになるなんて思っていなかった

いや、本当はそういうこともあるかもしれないとはどこかで思っていた

けれど
思わないようにしていたので、実感はなかった。

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一人暮らしを始めた大学生に、札幌を離れて約30年。
年2回帰省していたとして、60回。
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数日いっしょに過ごしていたとしても、会える時間って限られているよね。

一緒に暮らしていたら、2~3か月の日数・・・。

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父が最後に、私の料理を一緒に
何食べたかなと思い出せるのが
おせち料理でした。
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喪中でも、
やっぱり作ってみてよかったな。
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