【旬の新玉ねぎを生で食べる時のコツ】
春にしかお目にかかれない旬の野菜って、多いですよね。
みなさんは、新玉ねぎをどんな料理にして食べますか?
そこで、オニオンスライス!と思いついた方、
もしかして・・・・・・
切ってから、水にさらしていませんか?
:::::::::::::::
みなさん、おはようございます。
サイエンスクッキング プロデューサー
木村万紀子です。
今日もご開封くださって、ありがとうございます。
私が献立を考えるときに重視すること
「おいしさ」そして「栄養」です。
この食材には〇〇の栄養がある、
それが体の中で△△のはたらきをする
というのはよく言われますね。
しかし、
調理操作によって、
その栄養が失われている場合がよくあります。
それを知らずに調理して、
食べて健康になっていると思い込んでいる人が多い!
どうやって調理すれば、
●栄養の損失が少ないのか
●栄養をより効果的にとれるのか
ということが、大事なのです。
一時期、
玉ねぎの血液サラサラ効果がうたわれて、
玉ねぎのスライスを食べるのが流行っていましたね。
水にさらした玉ねぎに、
かつおぶしと醤油をかけて
食べていたうちの母・・・。
それではもったいない!と
すぐに教えてあげました。
玉ねぎには、辛味と刺激臭がありますが
そのもとは硫化アリルという成分。
これに酵素が作用して、アリシンになります。
このアリシンが血液サラサラ効果
と言われていたのですが、
●水にさらす
●加熱する
は厳禁です。
水に溶けやすく、熱に弱い
性質があるからです。
しかも、
●油に混ぜる
とアホエンという成分に変化し、
より健康効果が期待できます。
そこで、本日は、
旬の今の時期に食べたい
「新玉ねぎのドレッシング」
の作り方をご紹介します。
新玉ねぎ(80g)
サラダ油(50cc)
米酢(25cc)
さとう(大さじ1)
塩(小さじ1)
これをミキサーで混ぜるだけ。
油を控えたい方は、控えて作ってもOKですよ。
ただ、最初はこの分量で作ってみて、味見してみてください。
油があるから、玉ねぎの辛味もおだやかに感じて、小さなお子さんも食べやすいと思います。
市販のドレッシングには添加物が多いのですよね。
そして、いつもの味に飽き飽きしちゃったり。
自分で作ると、いくらでも野菜が食べられますよ。
豚しゃぶのサラダに合わせるのも、
栄養的にはマルです。
早速、今日の晩ご飯にいかがですか?