【誰か~!私のやる気スイッチを入れて!】
お盆休みに入りました。
朝・昼・晩とたたみかけるように
料理を準備しなければならない、
しかも、暑い~
こんなとき、
誰か~!
私の料理のやる気スイッチを押して~!!
と言いたくなりませんか?
その誰かって、誰?
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こんにちは。
サイエンスクッキング プロデューサー
木村万紀子です。
東京→大阪→東京→大阪
と一週間の間に、レッスン続き。
何が楽しいって、
みなさんと心を通わせて
お話しできるのが楽しかった!
レッスンが大好きなのです。
東京では、築地で買い出し。
巻きずしをみんなと作るので、
(360°写真で、みんな巻いているのよ~)
おいしい海苔を買おうと、
海苔屋さんに行きました。
「寿司屋が使うこの海苔は美味しいよ」
と最初にすすめられたのが、
一番高価な海苔。
「何に使うの?」
「巻きずしです」
「だったら、一番高いのではなくて、
一つ値段が落ちるこれだね」
「どうして値段を落としたものがいいの?」
「一番高い海苔は、軍艦用。
巻いてすぐに口に入れたときの
パリッと感がよく、
その後、すっと溶ける
くちどけのよさがいい。
でもね、
巻きずしはすぐに食べるものではないから、
海苔は溶けやすいものではダメ。
持ち帰る間に、ずるっとなってしまうから。
ここはややしっかりしたものがよいから
あえて1ランク下げてこっちね。
これでも味わいのよさは変わらないから。」と。
お店の人とのこういう会話って、
へえ~がいっぱいで興味しんしん!!
スーパーでは、値段を見ながら、
何となく、まぁ、これでいいか
で買うしかないものね。
こういう「へえ~」が増えたときに、
おもしろい!やってみたい!
という気持ちになりますよね。
料理教室もそうありたいものですが、
先にお話しした
料理のやる気スイッチを入れる
「誰」は、私ではありません。
もうわかりますよね。
東京レッスンでご受講のNさんから
お聞きしたエピソードに
ほんわかしましたので、
みなさんとこの気持ち、
共有させてください。
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私のレッスンでは、
作った料理のすべてを
持ち帰ってもらうようにしています。
レッスンが終わって、家に帰って、
今日は料理教室で〇〇を作ってきたと
話だけでは、おいしさは伝わりません。
「今日はね、料理教室に行ってきて」
ジャジャーン♪
これを、ぜ~んぶ作ってきたのよ!
と10品近くの料理が、
ビュッフェのように
目の前に並ぶとどうですか?
そこで、
Nさんのエピソード。
私も後から聞くまで、知らなかったのですが、
中華のレッスンの後、
彼と野球観戦の予定だったそうです。
* * *
「今日作った料理を食べさせるチャンスかも?」
と観戦中に味見をしてもらいました。
量が多かったので無理しなくていいよと言うと
「飽きない味だ、食べたい」と、
すべての持ち帰りを
完食してしまいました!
料理はしていないし
自信も無いと宣言していたので、
彼から手料理は全く期待してない
と言われていて、
本当は複雑な想いをしていたのです。
今日の講座で野菜の切り方や
お肉の選び方も教えて頂いて
とても実践的で参加したかいがありました。
少しづつでも料理が好きになれると嬉しい
と思いました。
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心がぽっと温まる、
ステキなエピソードだと思いませんか?
率直なお気持ちを伝えてくれたことにも
すごくうれしくて。
私、感動しちゃって。
このメールを今日まで、
もう何度も、何度も読み直しているのです。
絶対、絶対、
このうれしい気持ちを、
何度も感じてもらえるように
フォローさせてもらいたいと、
胸が熱くなりました!
そしてね、
次の和食のレッスンのときには、
彼が、
今日は何を作ってきてくれるのかな~と
今度は、楽しみにして待っていてくれたと!
肉好きの彼が
意外にもおいしいと言ってくれたのが
「白和え」だったそう。
Nさんは、
「白和えはすりこぎのイメージで、
自分から作ろうとは思わなかったので、
簡単な方法を教えていただいて
本当によかったです。」
と。
やる気スイッチを入れてくれるのは、
あなたの料理をいつも食べる
目の前にいる大切な人です。
家族は毎日私が作ることが当たり前。
料理が出てきても、反応が薄い。
それに嫌気がさしていませんか?
まずは
とにかくその人を喜ばせましょう!
家族に、
あれ?いつもとは何かが違う!
おいしい料理で驚かせてやりましょう!
1人暮らしの方は、
実家に帰るこの機会に、
家族に自分の料理をふるまってみたり。
お友達同士が集まるホームパーティーで、
一品でいいから差し入れしてみたり。
「おいしい!」「すごいね!」
「ありがとう!」
私たちの魂は、
本当は毎日そう言ってもらって
ねぎらってもらいたいのですよ。
それが本心です。
私たちのやる気スイッチはそこですよ!
「おいしい!」と言わせるためには、
ちょっと重い腰を上げて、
まずは、自分が一歩動いてみること。
あなたの大切なひとは、
何が好き?
お盆休みに、
いつもよりも頑張って作ってみませんか?
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【娘が、明日は親戚に料理をふるまいます】
子供も同じなのですよ。
明日は親戚10名が実家に集まります。
低学年の娘が初めて、
家族だけでなく、親戚みんなに
自分の作った料理を食べてもらいます。
最初は、おじいちゃん、おばあちゃん
だけのつもりでしたが、
そこに、親戚が加わることになり、
それならやろうか!と。
昨日、娘に何を作る?と聞いたら、
以前、スーパーのキッチンコーナー(試食販売)
のテレビで流れていた、
マグロのたたきを作りたいと!
(まだ、そのテレビってやってるかなと
もう一度確認しに見に行きましたよ。
やっていた!やっていた!)
で、昨日は一人で練習に作ってみましたよ。
簡単なので、ご紹介。
<作り方>
①まぐろ(刺身用のさく)に、
塩、こしょうして、
おろしにんにくを薄く塗る。
②フライパンにバターを熱して、
強火で表面だけをさっと焼いて、
レアで取り出す。
③しめじやまいたけなどのきのこを
バターで炒めて、
黄金比率の調味料をたら~っとかけて、
じゅ~っと煮詰める。
④まぐろを切り分けて、きのこと盛る。
(切り分けているおてて↑ がんばれ~)
それだけですよ~!
きのこにかけた 黄金比率の調味料を煮詰めて、
たれ替わりにしています。
青じそ、ねぎ、みょうがなどの
薬味も合いそうですね。
まだ、黄金比率の調味料を知らない読者さんは
ダウンロードしてみてくださいね。