【生パン粉はどんな揚げ物に使うといいの?】

前回のメルマガでは、

生パン粉と乾燥パン粉では、

サクサクに揚げ上がるのはどっち?

 

というお話しをしました。

 

答えは

「生パン粉のほうがサクサクに揚がる」

 

その理由をご説明しました。

 ▼ ▽

https://science-cooking.com/?p=6200

 

 

さて、本日は、

生パン粉は、どんな揚げ物に合うの?

みなさん、想像してみてください。

この大きい粒のサクサクパン粉って、

外食したときには、

どういった料理でお目にかかりますか?

 

パン粉生縮小.jpg

 

 

「豚カツ」

「エビフライ」

ではないでしょうか。

 

 

なぜ、生パン粉を使うお店が多いのか?

 

生パン粉のもう1つの利点として、

柔らかく湿っているので、

しっかりと衣がつくこと!

 

仮に、実験で、

豚カツを豚ロース肉(1.5cm厚さ)で作るとします。

 

◎生パン粉

◎乾燥パン粉

で比較すると・・・。

 

みなさん、想像してみてください。

生パン粉は衣が厚くつきます。

 

乾燥パン粉は、生パン粉より薄づきになります。

厚み1.5cmの肉は、揚げ時間が長くなります。

 

加熱時間の長い厚い肉を揚げるときに、衣が薄づきだったら、

パン粉粒とパン粉粒のすきまから、

肉汁が逃げやすい。

 

そして、パン粉粒のすきまから、

油が入り込み、肉の一部が高温で直接加熱されます。

 

すると、肉汁が逃げるだけでなく、肉がかたくなりやすいのです。

 

 

一方、
生パン粉では、衣が厚くつきます。

 

まず、パン粉が分厚い壁になって、

肉汁が逃げにくくなります。

 

それだけではありません。

パン粉が揚げられて、その熱が肉に伝わって、肉は間接加熱になります。

 

すると、
肉は高温になり過ぎず、
肉汁(水分)を保持したまま、
やわらかさを保って火が通ります。

だから、生パン粉で揚げた

豚カツを食べると、

衣がサクッと音を立てて、

肉はジューシーなのです。

 

 

次回は、生パン粉で揚げたエビフライの話をしますね。

 

(生パン粉の話ばかりしていますが、それでは終わりませんよ。その次には、乾燥パン粉が合う料理があるという話をします。)

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