【切り干し大根をそのまま食べてみると・・・】
先日ご紹介した
「切り干し大根の炊き込みご飯」
みなさんお作りになりましたか?
沖縄のAさんからは、
鶏ももと切り干し大根の組合せも
美味しかったですとご感想をいただきました。
内容をご覧になりたい方はこちらをご参照ください。
さて、今日は、水で戻さずに
切り干し大根を料理してみましょう。
それには、どんな利点があるのか
サイエンスの目でご紹介していきます。
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こんばんは。
サイエンスクッキング プロデューサー
木村万紀子です。
昨日、主人に、会社の帰りに、
切り干し大根を買ってきてとお願いすると、
売り場から電話がきて
「3種類あるから、
どれがいいのかわからない」と。
今日、スーパーに行ってみてなるほど。
・天日干し、機械乾燥
・太いタイプ、細いタイプ
があって、迷ってしまったようです。
今日の料理に適するのは、
天日干し の 太いタイプ です。
天日干しをおすすめするのは、
甘味 と うま味 が強いから。
試しに、そのまま噛んでみてください。
めっちゃ甘いですよ。
本当にこれが大根?と思うくらい。
機械乾燥のものとうま味の量を比べた
実験結果では・・・
やはり、天日干しがうま味成分の
アミノ酸の量が多い。
(月刊農業・2016年9月号より引用)
水で戻すと、切り干し大根の特有のニオイが取れますが、
甘味とうま味も逃げるので、
今日はそれも丸ごと味わう一品をご紹介。
【切り干し大根の素揚げ】
これがまた、噛めば噛むほど、甘い。
揚げていると、子供が味見に来て、
「甘くて、おいしい~。これ何?」ですって。
<作り方>カンタン~
①切り干し大根をざるに入れて、
さっと水で洗います。
手でぎゅっと水を絞ります。
②150℃の油で揚げます。
以上
<作り方のポイント>
糖分が多いだけに、色がつき始めると
あっという間にこげて苦くなります。
そのため低温で揚げてください。
細いとこげやすいので、
あれば太い切り干し大根のほうが
作りやすいですね。
少し色づいてきたら、油から引き揚げましょう。
そのときに、パリパリになっていなくても、大丈夫です。
揚げて粗熱が取れると、パリッとしてきますよ。
<できあがったら?>
最初は、グリーンサラダのトッピングなど、
かけるだけ、添えるだけでおいしい料理に使ってみてくださいね。