【切り干し大根を意外な料理に!?】
これから梅雨の時期ですね。
6月は「乾物の棚おろし」といわれます。
じめじめ湿度が高くなると、
乾物が湿気を帯びて、
カビが生えてしまうなんてことも・・・。
そこで、その前に食べてしまおうという、
昔からの生活の知恵ですね。
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こんばんは。
サイエンスクッキング プロデューサー
木村万紀子です。
日々のメニューのヒントになる
「乾物特集」 を
今日から一週間していきます。
実際、雨で買い物に行くのもおっくうになるし、
おうちにストックしてある乾物を
賢く利用できれば便利ですよね。
とはいえ、乾物をどう調理していいのか、
下処理のやり方からしてよくわからないから、
自分では料理しないとか、
新たなメニューが思い浮かばない、
という食材だと思うのです。
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1日目は「切り干し大根」
切り干し大根といえば、
煮物が定番ですが、
ご紹介するのは、こちら。
切り干し大根の炊き込みご飯 です。
切り干し大根の食感や、
独特のにおいがニガテというお子さんがいらっしゃったら、絶対におすすめ。
わからないで、
おいしい~って食べちゃいますよ。
必ずストックがありそうな食材を組み合わせました。
<材料>
米…3合
切り干し大根(乾燥)…30g
ひじき(乾燥)…4g
ツナの缶詰…大1缶
白いりごま…大さじ2
*味つけ
濃口の黄金比率の調味料…100cc
塩…小さじ1/2強
体験講座でお伝えしている
黄金比率の調味料をご存知ない方は、
みりん、しょうゆを各大さじ2を入れてみてください。
<作り方のポイント>
切り干し大根、ひじきは、
ざるに入れてよく洗ってから、
たっぷりの水につけます。
たっぷりの水につけるというのがポイント。
乾物は水を吸収してふくらむから
というのはもちろんのこと、
ひじきは特に、たっぷりの水につけなければなりません。
それは、ひじきにはヒ素が多いからです。
途中で水を変えながら、
ひじきのパッケージの裏にある
水戻しの表示時間の通りにつけてください。
ひじきをうっかり1時間くらい水につけると、
崩れてしまうので、気を付けてくださいね。
作り方は、ごく簡単。
①研いだお米に、調味料を加えて、
3合の水加減に合わせます。
②もどした切り干し大根(短く切る)、
ひじき、ツナを入れて炊きます。
③最後にごまを混ぜたら出来上がり。
切り干し大根も、
ここまで目先を変えることができます!
具はにんじん、ごぼう、
たけのこ、油揚げなど、
五目炊き込みご飯のような具
と合わせてもおいしいですね。
固定概念を捨てて、
炊き込みご飯にすれば、
ここからバリエーションが
ぐんと広がると思いませんか。
意外すぎるご提案かもしれませんが、
なんだか、やってみたくなったら、
ぜひともトライ!
明日の「乾物特集」もお楽しみに♪