【とうもろこしの粒を壊さず包丁で切り取る技とは?】
旬の味覚とうもろこしご飯を作りました。
さて、レシピに
「とうもろこしの粒を切り取ってばらす」
と書いてあるときに、
みなさんは、
どのようにしてとうもろこしを切りますか?
4等分に切ってから、
切り口を向けて立てて、
ざくっと上から切り落としていませんか。
そうすると、
きれいに粒が切り取れるものもあれば、
粒が1/2や1/3に切れてしまったりするものも出てきませんか?
まるで粒が、刀で「切腹」されてしまったように
スパッと切れてしまうものが、
なんと多いことか・・・。
この方法は、コーンポタージュなど
形を気にしないで使う場合には、
作業が早いので私もやります。
ただ、とうもろこしご飯だけでなく、
バター炒めなど、粒の原形を壊さずに使いたい料理って、結構あるのですよね。
さて、そんなときの技は?
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こんばんは。
サイエンスクッキング プロデューサー
木村万紀子です。
この技は、とうもろこしを4等分に切るところまでは一緒です。
そこから、大根の桂むきのように、くるくるとむくのです。
(写真:日経レストランONLINEより)
とうもろこしもこんな風に。
ポイントがいくつかあります。
この写真だけ見て、
ふむふむとやってしまうと、
左の親指を切ってしまいそうになり、ひやっとするかもしれません。
なぜって、包丁をうまく使わないと、ヘンに力がかかってしまうから。
右利きの場合で説明しますね。
●ポイント1
包丁をどうやって差し入れるか
粒の縦の列と列の間の隙間に
包丁を差し込みます。
そして、左の一列を根元からすくい取るようにして、包丁を寝かせます。
これで、その一列のとうもろこしは切り取れます。
●ポイント2
包丁の動かし方
とうもろこしを支える左指を
あやうく切りそうになる人の多くが、
包丁を力まかせに左へ左へと動かします。
切れることは切れますが、
力がすごく必要で、ヘンに力が入ってしまうのです。
ここで、包丁の使い方の基本を確認。
包丁は、ただ押しても切れません。
前に突くようにすると、すっと切れます。
だから、ここでは、包丁を左へ押して進もうとするのではなく、
前(向こう側)に突くように動かします。
すると、すっと切れます。
前に動かしたら、また元の位置に包丁を戻しますが、そのときには切りません。
また、次に前に突いて切ります。
●ポイント3
一列ずつ着実に
やってみるとわかりますが、
これは大きなポイントです。
前に一突きするときに、
何列も一緒に切ろうと思わないこと。
一列だけ切る気持ちで、
前に包丁を動かします。
切れたら元の位置に戻します。
これを小刻みに包丁を前後させてやるのです。
●ポイント4
大根の桂むきと一緒
桂むきって、す~っと切っているように見えるでしょう?
これも左に包丁を力任せに押してもうまく切れないのです。
同じ要領で包丁を前後に動かしているのですよ。
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私と一緒にやれば、必ずできるのになと、
書きながら、伝わるだろうかと、どこかもどかしさを感じます。
できたら、絶対に感動します!
もし、教えて欲しいという方で、
大阪に来れる距離でしたら、
個別相談で、
一緒にやることもできますよ。
とうもろこしと包丁を持っていきますので、
それができるレンタルスペースで、個別相談しましょう。
どこまでも料理に熱い私!
みんなに喜んでもらいたくて♡