【とうもろこしの粒を壊さず包丁で切り取る技とは?】

旬の味覚とうもろこしご飯を作りました。

とうもろこしご飯.JPG

さて、レシピに
「とうもろこしの粒を切り取ってばらす」
と書いてあるときに、

みなさんは、
どのようにしてとうもろこしを切りますか?

4等分に切ってから、
切り口を向けて立てて、

ざくっと上から切り落としていませんか。

すぱっと切れた290p.jpg

そうすると、
きれいに粒が切り取れるものもあれば、
粒が1/2や1/3に切れてしまったりするものも出てきませんか?

まるで粒が、刀で「切腹」されてしまったように
スパッと切れてしまうものが、
なんと多いことか・・・。

この方法は、コーンポタージュなど
形を気にしないで使う場合には、
作業が早いので私もやります。

 

ただ、とうもろこしご飯だけでなく、
バター炒めなど、粒の原形を壊さずに使いたい料理って、結構あるのですよね。

さて、そんなときの技は?

・・・・・・・・・・

こんばんは。

サイエンスクッキング プロデューサー
木村万紀子です。

この技は、とうもろこしを4等分に切るところまでは一緒です。

そこから、大根の桂むきのように、くるくるとむくのです。

大根かつらむき.jpg
(写真:日経レストランONLINEより)

とうもろこしもこんな風に。

かつらむき.JPG

ポイントがいくつかあります。

この写真だけ見て、
ふむふむとやってしまうと、
左の親指を切ってしまいそうになり、ひやっとするかもしれません。

なぜって、包丁をうまく使わないと、ヘンに力がかかってしまうから。

右利きの場合で説明しますね。

●ポイント1
包丁をどうやって差し入れるか

粒の縦の列と列の間の隙間に
包丁を差し込みます。

そして、左の一列を根元からすくい取るようにして、包丁を寝かせます。

これで、その一列のとうもろこしは切り取れます。

 

●ポイント2
包丁の動かし方

とうもろこしを支える左指を
あやうく切りそうになる人の多くが、

包丁を力まかせに左へ左へと動かします。

切れることは切れますが、
力がすごく必要で、ヘンに力が入ってしまうのです。


ここで、包丁の使い方の基本を確認。

包丁は、ただ押しても切れません。

前に突くようにすると、すっと切れます。

だから、ここでは、包丁を左へ押して進もうとするのではなく、

前(向こう側)に突くように動かします。

すると、すっと切れます。

前につく.JPG

前に動かしたら、また元の位置に包丁を戻しますが、そのときには切りません。

また、次に前に突いて切ります。

●ポイント3
一列ずつ着実に

やってみるとわかりますが、
これは大きなポイントです。

前に一突きするときに、
何列も一緒に切ろうと思わないこと。

一列だけ切る気持ちで、
前に包丁を動かします。

切れたら元の位置に戻します。

これを小刻みに包丁を前後させてやるのです。

●ポイント4
大根の桂むきと一緒

桂むきって、す~っと切っているように見えるでしょう?

これも左に包丁を力任せに押してもうまく切れないのです。

同じ要領で包丁を前後に動かしているのですよ。

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私と一緒にやれば、必ずできるのになと、
書きながら、伝わるだろうかと、どこかもどかしさを感じます。

できたら、絶対に感動します!

もし、教えて欲しいという方で、
大阪に来れる距離でしたら、

個別相談で、
一緒にやることもできますよ。

とうもろこしと包丁を持っていきますので、
それができるレンタルスペースで、個別相談しましょう。

どこまでも料理に熱い私!

みんなに喜んでもらいたくて♡

 

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