【クロワッサンをサクッパリッと復活させる、意外な方法とは?】
みなさん
おはようございます!
サイエンスクッキング プロデューサー
木村万紀子です。
本日の話題は、クロワッサン。
朝食にクロワッサンとカフェオレだなんて、
パリジェンヌみたいに素敵♪
と思いながら、
ご飯、みそ汁、出し巻き玉子の
the 日本人 な朝ごはんを食べながら、
8時の配信時を過ごしている私です。
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クロワッサンやデニッシュは、
焼き立てが店頭に出されているときは
サクサク、パリパリ。
それが、家に帰ってきて食べようと思うと、
しんなりしていたということが多いのですよね。
だから、
サクッとした食感を呼び戻したいと、
トースターで焼く方も多いでしょう。
そのときに・・・・・・
熱源が当たる上側を
黒こげにしてしまった。
さらに・・・・・・・
焼いたのに、コシが抜けたように
ふにゃふにゃになってしまった。
というご経験はありませんか?
いつもトースターで当たり前に焼き直しているパン。
ですが、クロワッサンは、
食パンやフランスパンの常識を
あてはめてはダメなのです。
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●こげやすい理由
サラダ油を鍋で熱してもこげませんが、
バターを熱するとこげますよね。
それは、バターはミルクからできているから。
ミルクには糖質、たんぱく質が含まれており
それがこげます。
さらに、クロワッサンの生地は層になっていて薄いから、火が通りやすいのです。
●熱するとふにゃふにゃになる理由
バターが溶け出して薄い生地にしみ込み、
生地をじっとり、へにゃっとさせてしまいます。
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そこで、鉄則
クロワッサンは
トースターで「焼いてはいけません」
『温めるのです!』
・・・裏ワザ1・・・
①トースターを3分くらい空焼きして、
庫内を温める。
(サーモスタットが働いて、その前に切れたらそれでOK)
②扉をあけて、ぱっとクロワッサンを入れる。
余熱で焼く。
③3分ほどで温まり具合を見る。
(大きさ、トースターのワット数による)
クロワッサンが熱くなればOK。
さあ、温め上がり♪
ですが、「アツアツを食べてはいけません」
『少し冷めるまで待つ!』
だって、へにゃへにゃしていますから。
バターは熱すると溶けます。
それが冷めると、固まりますよね。
だから、
薄い生地に溶けてしみこんだバターが、
再び固まるのを待つわけです。
固まったら、薄い層の生地は張りを取り戻して、パリパリになります。
・・・裏ワザ2・・・
取り出して、かたさが戻るまで、
しばらく置くべし。
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思わず誰かに話したくなる、
常識をくつがえす、意外な技。
食の話題って、みんなに共通ですから、
場を盛り上げますよね。
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■のぞいちゃおう!木村家の晩ご飯
ちょっと気になる、人の家のご飯。
料理の先生の家って、
毎日すごい料理が出てくるんでしょう?
とよく聞かれますが、
美味しいですが、
決してすごくはないです。
私は子供が2人いて、夕方は毎日、
子供の習い事の送迎に追われる主婦。
その中で仕事もしていますから、
はっきり言って、時間がない~。
時短・カンタンですが、肝は押さえる。
ここが大事ですね。
昨日の晩ご飯は、
「鶏の治部煮(じぶに)」
金沢の郷土料理のアレンジです。
まず、鍋に、肉じゃがのような味つけの
煮物味の煮汁を作ります。
水500㏄+しょうゆ・酒・みりん・砂糖。
(講座受講生の方は、
黄金比率の調味料を入れるだけ)
この料理のポイント
煮汁を沸騰させたところに、
鶏もも肉(角切り・400g)に片栗粉をまぶして入れます。
煮ること7~8分。
すると、どうでしょう☆
片栗粉のとろ~っとした衣をまとった
鶏の煮物のできあがり。
あまりのやわらかさに驚きます。
うちは、肉と一緒に野菜をたくさん食べてもらいたいので、
肉を煮るときに白ねぎ(ぶつ切り・1本)
を一緒に煮ます。
出来上がったら取り出して、
残りの煮汁で
小松菜(ざく切り・1束)をさっと煮ます。
みなさんの夕食のヒントにしてくださいね。