【牛肉とわかめのスープ:あなただったらどんな手順で作る?】
鶏ガラスープの素でスープを作る時、
鍋に水を沸騰させて 鶏ガラスープを入れて、味つけして スープを作っていませんか?
そうすると、インスタントっぽさが
抜けません。
という話から始まった、今回の連載。
今日は「牛肉とわかめの韓国風スープ」
を作りましょう!
私が教えるそのままで作ってくださいと
レシピを教えるのではありませんよ。
みなさん、一緒に考えていきましょうね。
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こんばんは。
サイエンスクッキング プロデューサー
木村万紀子です。
みなさん、今日は●●の料理を作りましょう!
と先生が言って、
その通りに作るだけで、
料理ってうまくなると思いますか?
はっきり言います。
ちまたの料理教室は、
すべてそのスタイルです。
それでは、習った料理しか
作れるようになりませんよ。
どうやって、応用力をつけるのですか?
私の料理講座では、
生徒さんが卒業するときには、
料理教室の先生が、
新作レシピを考えるように
料理のレシピを考えられるような
「料理脳」を作る
ということを一つの目標にしています。
そうでなくて、
与えられたレシピの料理を作り続けるだけでは、
いつまで経っても、
人が考えた料理を作り続けるだけです。
では、どうしたら
その「料理脳」を自分の頭の中に
作れるのでしょうか。
料理の手順が考えられるのでしょうか。
それはね、料理がどうやってできているか、
「黄金のパターン」
そして、はずしてはいけない
「料理のコツ」
がわかること!わかれば、できます!
私は個別フォローでこれを可能にすべく
毎日、生徒さんの料理の質問に答えています。
だから、昨日のメルマガでは、
どうやって作るか、
まずはご自身で考えてみてくださいね
とお伝えしたのですよ。
そうしないで、私が書いたレシピを受け取って
その通りにただ作っていても、
それしかできないのです。
「なぜ、こうやって作るのか?」
そう考える頭にならないと!!
《牛肉とわかめの韓国風スープ》
<材料>
牛バラ肉
しょうが
ねぎ
わかめ
白いりごま
鶏ガラスープの素
黄金比率の調味料、塩
油、ごま油
<作り方>
さあ、ここからどう作るか。
正解は一つではありません。
私も思いつくだけで、いくつかあります。
その中でも、今日はこの作り方をします。
なぜ、こうするのか。
他の作り方でやらないで、
この作り方をチョイスしたのはなぜか?
明確な理由があって、
今日はこの作り方をしています。
では、ご紹介していきますね。
<手順の紹介>
①鍋に油を熱して、
下味をつけた牛バラ肉、
しょうが(細切り)、ねぎ(小口切り)を炒める。
②水を入れて沸騰させる。
③鶏ガラスープの素、黄金比率の調味料、塩
で味つけする。
しばらく煮る。
④その間に、フライパンにごま油を熱して、
わかめ、白ねぎ(小口切り)をさっと炒める。
スープに入れて温め、 白ごまを加えて出来上がり。
いかがですか?
みなさんも
これは私とやり方が違うと、
思われたところが必ずあると思います。
一般的な料理教室での教え方
レシピ本に書いてあること
はここまででしょう。
みなさん、
もしご自身が思いつく作り方と違っても、
ふ~ん、こうするんだなと
このやり方で今日は作ってみる。
しかし、後日、同じようなスープを
冷蔵庫に残っている食材で作ろうという時に、
「なぜ、こうやって作るのか」
の理由、なぜ?がわかっていないから、
自分の頭で考えた作り方は、
いつもと同じ「自己流」になるのです。
だから、おいしく作るやり方が
自らの頭に湧いてこないのです。
明日は、なぜこうやって作るのか
の「理由」をお伝えしますね。
常に、私が受講生に、
強調して教えているところを
チラ見せどころか、
公開します。