【とうもろこしのひげの謎】
おはようございます。
サイエンスクッキング プロデューサー
木村万紀子です。
私は昨日まで
北海道でキャンプに行っていました。
満点の星空を子供たちと見上げて感動し、
自然あふれる森をガイドの方と一緒に散策したり、
ドラム缶の五右衛門風呂を
薪で沸かして入る経験したり、
自然に生かされている自分を感じ、
癒されました~。
そして、やはり楽しみは
「何を食べるか」です。
今回はピッツァ窯を借りて、
ピッツァ作り。
そして、今のメルマガの夏野菜特集にも登場している
「とうもろこし」
も焼きました。
みなさんは、とうもろこしをバーベキューで焼くときに、どのようにされていますか?
ゆでてから、しょうゆを塗って焼く
焼きとうもろこしもおいしいですが、
もっとワイルドにしたいときには、
皮つきのまま焼きます。
スーパーで買うと、時として、
実をチラ見せしておいしそうに見せるために、
皮が片側むかれているものがありますが、
それでは丸ごと焼きはできないので、
皮つきのものを購入します。
時間はかかりますが、
じっくり焼くと、
皮は黒くなった頃に、
中は蒸し焼き状態。
ゆでて焼くよりも
ひと手間省けて、野外ならでは。
おすすめです。
さて、
子供と一緒に調理していると、
小学生のちょっとした一言から、
深い話へ。
「ひげが茶色くなっていて、これは古いんじゃない?」と。
確かに、ひげがみずみずしく
黄緑のものも売られていますものね。
いやいや、これは
ひげが茶色いほうが美味しい
とも言われているのですよ。
実が熟していくにつれて、
ひげはだんだん茶色になるからです。
お次は、
「どうしてひげがついてるの?」と
聞かれました。
まず、その話の前に、
みなさんは、これをご存じですか?
↓ ↓ ↓
とうもろこしは、
ひげの本数=粒の数
なのです。
そこにヒントが・・・
ひげは、とうもろこしの「めしべ」なのです。
粒の一つ一つからのびているのです。
とうもろこし畑を見たことはありますか?
とうもろこしの茎の先端に、
すすきのような穂がありますよね。
これは雄花で、ここから花粉を落としているのです。
それがめしべにつくと、
花粉管がこのひげの中で伸びて、
粒のところで受粉するのですって。
それで役目が終わると、
粒から切れてしまうそうです。
この話題を食事の時にしてみてはいかがでしょうか。
子供だけでなく、大人もへえ~!
飲みの場でも、話題にできるかも。