【七夕の晩ごはんは〇〇ですよね♪】

突然ですが、みなさん
今日の夕食は何を食べましたか?

今日は、七夕。

七夕の行事食って、ご存知でしたか?

・・・・・・・・・・

こんばんは。

サイエンスクッキング プロデューサー
木村万紀子です。

七夕の日は「そうめん」を食べます。

そうめん.jpg

え~!?なぜそうめんなの?
と思われる方も多いでしょう。


ひな祭りにはハマグリのお吸い物、
こどもの日にはちまきや柏餅、

に比べると、認知度が低い・・・。


そうめんが行事食となった理由を話し始めると、
長くなって本題にいけないので、
メルマガの最後におまけをつけました。

そこも気になっちゃう~という方は、
ご覧くださいね。



さてさて、
今日、そうめんを食べ損ねた~という方も、

これから夏の間、どの家庭でもきっと、
そうめんが食卓に上がる率がぐんと増えますよね。

そこで、おいしく料理するコツをご紹介しましょう。


ところで、みなさん、そうめんをゆでるときに 
「差し水」をしますか?



「差し水」とは、麺をゆでていて、
湯がふきこぼれそうになったときに、

そうめんゆでている.jpg

おたま1杯くらいの水を入れて、
沸騰を抑えることをいいます。



そうめんだけでなく、乾麺のうどんでも、
パッケージに書かれているゆで方に、

「差し水を入れましょう」と書かれているものを、目にすることがあります。



古くから、こうするとおいしくゆでられると伝えられてきた方法だし、

正直言って効果のほどはわからないけれど、

とりあえず差し水しておこうと、

そうしている人も多いのでは?

 ↓   ↓

差し水は、湯の温度を下げるために行います。


麺は、熱伝導で、
表面から中心部へと、熱が伝わり、

同時に水がデンプンに吸収されて、
火が通っていきます。



うどんのように、麺が太いほど、

ゆでている間に、

表面は十分やわらかくなっているのに、
中はまだかたい

といった、火通りの差が、生じます。


このままゆでていくと、
中心に火が通るころには、

表面はやわらかくなり過ぎてしまうということが起こります。


そこで、
差し水で湯の温度を下げると、


表面に火が通るのをいったん抑えつつ、

中心部にはその間にも熱伝導で熱がしっかり伝わっていくので、

表面と中心の火通りの差が小さくゆであがるのです。

 ↓   ↓

では、科学の目で見て、

そうめんに差し水は必要だと思いますか?

明日のメルマガで、お答えしますね。

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■おまけ

なぜ、七夕の行事食は「そうめん」?

ブログにその意味を書いたので、ご覧くださいね。

http://ameblo.jp/ryourinou/entry-12290589812.html


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