【食べることは生きること】
西日本を襲った
未曾有の集中豪雨による災害から
一週間ですね。
心よりお見舞い申し上げます。
この一週間、メルマガの筆が進みませんでした。
「食」は生きるために必要なこと。
炊き出し、料理の差し入れをはじめ、
できることはたくさん想像できます。
自分に小さな子供たちがいなかったとしたら、
もっと身軽に動けているだろうところでしたが
考えているだけの自分に
ふ~っと思っていたところ、
受講生のあきこさんが
「先生にお礼を言いたくて・・・」と。
先日の大阪の地震の震源地から
ほど近いところにお住まいだった
あきこさん。
「大丈夫?」と地震からすぐご連絡したら、
「大丈夫です。子供を園に迎えに行って、
無事戻ってきました。」とのこと。
よかった~と思って、
一週間くらいしてから
その後だいじょうぶ?とご連絡したら、
ライフラインが止まってしまって、
今は親戚のところでお世話になっていると。
大丈夫だと思っていたら、
そうではなかったんだ。
電車も動いている場所だったし、
自分にはもっと何かできたのでは?
差し入れだってできたはずなのにと、
後悔していました。
そんな私に、
数日前お会いしたときに、
「お礼が言いたくて」と。
地震のとき
冷蔵庫がドンと上に飛び上がる
ほどの揺れの後、
電気もガスもストップ。
まず、冷蔵庫の中のものが腐っていく!
その前に、何か作っておこう
思われたそうです。
おうちにあったカセットコンロ1つ
ボンベだって限りがありますよね。
「1つの中華鍋でできる中華!」
とマスター講座で習った料理から、
3品ほど選んで
ざざ~っと作られたそうです。
おうちに家族が全員戻ってきた。
余震も心配で、
手つかずで同じ部屋にいる。
でも、電気もガスも止まった
これからどうなる?どうする?
落ち着かないその気持ちの中で、
温かくおいしい料理を囲んで
食べられたことが
家族みんなの心まで温かくなって
救われたと。
「まきこさんのところで
料理を習っていなかったら、
この状況で、
とっさにあれを作ろうとなんて
考えもしなかっただろうし、
この時に
本当によかったと感じたのです。」と
そんなことは関係ないんだよ
すごいね、あきこさん。
ただただ、よかったねと
ご飯を囲むご家族のお顔を
思い浮かべて思いました。
いろんな気持ちが交錯してで
涙が出そうになりました。
・・・・・
豪雨の後の、この暑さの中、
断水の地域が気がかりです。
1日も早いライフラインの復旧を
祈ります。
メルマガ読者のみなさんの中で、
被災されて、大変な状況の中
・やっと火と水が使えるようになった
・材料は〇と▲しかない。
・これで何ができるんだろうと
気持ちが疲れてしまって
考えが及ばない
というときには、
このメルマガにご返信くださいね。
すぐに見て対応できなかったとしても、
次にいかしていただける料理の方法を
お伝えできるかもしれませんから。
↑ ひき肉と豆腐だけでできる。
限られた調味料しかなければ、
しょうゆ、酒、さとう、片栗粉。