【フランスパンはこの恰好で切るとつぶれない】
フランスパンをこのように切っていませんか?
ごく普通の光景かもしれませんが、
プロはこう切りません。
・・・・・・・・・・
みなさん、こんばんは。
サイエンスクッキング プロデューサー
木村万紀子です。
今日もご開封いただき、うれしいです。
さて、プロはどう切るか。
なんと!
フランスパンを立てた状態で持って、
ナイフを入れます。
特に、
焼き立ての場合は、
この方法でないとうまく切れません。
それはなぜか?
焼き立てのフランスパンは、
クープ(切れ目)の内側がやわらかく
(写真の水色の部分)
パンを寝かせて切ると、
そこから押しつぶされやすいのです。
ぐにゅっとつぶれて、
切り口がまっすぐに切れません。
フランスパンは表面がかたいですから、
ある程度の力を入れて
切らなければなりません。
しかし、クープの内側がやわらかいと、
その差でうまく切れないのです。
それを立てて切ると、
まな板にあたる部分も、
上部も同じくかたいですから、
つぶれることなく切れてくれます。
プロの仕事には、ちょっとしたことでも、
なるほどな~と思うことが多いものです。
一日経ったフランスパンは、
かたくなって寝かせていても切れるので、
焼き立てで「すごい!」を実感してみてくださいね。
明日は、切るシリーズ「きゅうりの切り方」についてお話しします。