【薄焼き玉子をうまく裏返せますか?】
薄焼き玉子を焼いて、裏返すところで失敗してしまう・・・。
うまく裏返すコツはありますか?
というご感想をいただきました。
今日は切り方をお話しする予定でしたが、
その前に「焼き方」を詳しくお伝えしてからにしますね。
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みなさん、こんにちは。
サイエンスクッキング プロデューサー
木村万紀子です。
今日もご開封いただきうれしいです。
さて、薄焼き玉子のお悩みを
どんどん解決していきましょう。
<お悩み4>
裏返すときに破れてしまう。
または
ぐちゃっとよれてしまい、
薄紙一枚のようにきれいに焼けない。
失敗は、このどちらかだと思います。
料理人の仕事をそばで観察していると、上手にさっとひっくり返されます。
でも、私たちはそう上手くはいきませんよね。
今日、お話しすることは、
家庭で失敗しないための裏技
「わたし流」です。
なぜ、失敗してしまうのか?
を考えてみましょう。
きっと、きちんと焼き固まってから裏返せば、難しいことではないのです。
でも、焼き色をつけたくないという気持ちがあるので、
まだどろっとしているのに裏返そうとしてしまうのが、原因ではないでしょうか。
では、どうすればいいのか。
焼き色をつけずに、片面をしっかり焼けばいいのです。
①卵焼き鍋(フライパン)を温めて、油を薄くひきます。
弱火よりわずかに強い火加減で。
②溶き卵を流し入れます。
弱火にします。
底は焼けたけれど、上がまだどろっとしているというところまで焼きます。
③ふたをして、すぐに火を止めます。
卵焼き鍋はふたがないので、アルミホイルでふたをします。
④表面が固まったら、裏返します。
どろっとしたところがほとんどなければ、かなり裏返しやすいです。
それでも、絶対に失敗したくないという方は、
片面しか焼かない
ようにする裏技もあります。
オムライス風にくるっと巻くのでしたら
問題ないですよ。
このまま皿にひっくり返して取り出してください。
そして、ラップをして余熱で火を通すのです。
皿にぱかっとひっくり返してあけるのだったら、簡単です。
このときに、2枚、3枚とラップをせずに重ねないでくださいね。
完全に固まっていなかったら、卵焼き同士がくっついて、ミルクレープのようになるときがあるので。
さて、明日は、なめらかな表面に焼くためにはどうしたらいいか?ということにも、踏み込みましょう。
この写真の右のように焼くには、たった一つのことを気を付けるだけ、というお話しです。