【湯の使い回しで「料理を段取りよく」】
【料理を段取りよくするためには『湯の使い回し』】
料理の個別相談をする中で
「段取りが悪い」
「だから時間がかかるんです」
そこがお悩みになっている方が
とても多いと感じます。
わかる、わかるよ~。
ささっと作れて、
時間に余裕ができたら、
私の自分時間が増えるもの。
ご飯を作るときに、
「今日は何つくろう・・・」と
検索して、
美味しそうと2品以上を検索で決めたときに、
「段取りが悪くなる」
ことが多いのです。
あれとこれが美味しそうと持ってきた料理の組み合わせが、
作業的に重なったりすると、
同時進行で作れなかった・・・
ということが出てくるからです。
本日の30分簡単弁当。
★菜の花のお浸し
★えのきとにんじんの肉巻き
★オレンジカリフラワー、れんこん、スナップえんどうの和風サラダ
お弁当は段取りが勝負!
今日はゆでるものが、
●右:カリフラワー、れんこん、スナップえんどう
●中央:にんじん
●左:菜の花
5つもある!
こんなときに、
5回ゆでては湯を捨てて、
新たに水を入れて
また沸騰させてなんてやってたら、
『効率悪すぎ!!』
↓↓
これを
『効率よくするためには?』
↓↓
なるべく同じ湯でゆでられるものがないか。
を考えて、
その工夫をします。
私は、朝7時にぬぼーっと起きて、
まず台所に行って
鍋とポットに湯を沸かします。
そして、今日作るものの中で、
最初にゆでるものを決めていきます。
まずは、一番早くゆで始められるものから。
①ここでは、菜の花。
根元を切り落とすという、
ワンアクションでゆでられるから。
このゆで湯は、緑色になるから捨てます。
②菜の花をゆでている間に、
にんじんを細切りに。
このあと、肉巻きにするので、
急いでいるから、次にこれをゆでます。
ここで一工夫。
肉巻きは、にんじんを、棒状に切るのが定番。
そこを、細切りにしています。
1)短時間で火が通る
2)一緒に巻くえのきだけも細いから、食感が合う
だから、細切りに。
③菜の花をゆでてざるに上げたら
すぐに、鍋にポットの湯をいれて火にかける。
にんじんは肉巻きの具だから、
湯に入れたら、さっと火を通すだけでOK。
網じゃくしで、すくいます。
④にんじんをさっとゆでたくらいでは、
ゆで湯ににんじんの味は広がらないので、
このお湯は使いまわします。
⑤残り3つの材料は、同じお湯でゆでます。
クセが強くない野菜は、
ゆでた時にお互いに味を干渉し合わないので、
これらは大丈夫。
工夫する点は、
「カリフラワーとれんこんが、
ほぼ同時に火が通るように考え、
切る大きさを決めているということ。」
スナップえんどうはすぐに火が通るから
カリフラワーがやわらかくなるちょっと手前で、
時間差で投入!
すると3つ一緒にゆであがって、ざるにあけることができます。
すぐに味つけ。
段取りがうまくいくと、
「やったね♪」という気分になるー!
朝から気持ちいいね。
★明日1/22著書の新刊発売★
『科学でわかるパンの「なぜ?」』
プロが料理本を買うならここの出版社の本を選ぶ
という
柴田書店から発売されます。
13年前に書いた
『科学でわかるお菓子の「なぜ?」』が
ベストセラーとなり、
それに続く第二弾です。
大手書店に並びますので、
よかったら手に取ってみてください。