【にんじんのせん切りに3つのやり方があるって知ってる?③】
せん切りには、いろんなやり方があるんだ~!
にんじんのせん切りは、特集でこのような話をしてきました。
第一弾
洋食の切り方
https://science-cooking.com/?p=1948
第二弾
和食や中華の切り方
https://science-cooking.com/?p=722
そして、今日は、こんな風に
(標本みたいに並べてしまいましたが・笑)
ごく細い、ほそ~いせん切りの仕方について
お話ししていきます。
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こんばんは。
サイエンスクッキング プロデューサー
木村万紀子です。
昨日から今日にかけての台風、
不安な一夜でしたね。
強風、大雨の影響でご不自由な暮らしとなられている方も
いらっしゃると察します。
心よりお見舞い申し上げ、
一刻も早い復旧を祈っております。
さて、今日のメルマガでは、
糸みたいに細いせん切りって、
どうやっているの?
という話をします。
<切り方>
まず、せん切りしたい長さに
にんじんをぶつ切りにして、
円柱状になるように、皮をむきます。
そして、かつらむき をします。
次にこれを重ねて、
細く切ります。
この細さを見て、ピンときましたか?
これは、
和食で「つま」「けん」
と呼ばれるものです。
こんな風に切ってこその
細さだったのです。
「かつらむきをしてみたい!」
と思ったときに、
うまく切れずにできる包丁があります。
日本料理の包丁
「片刃」の「野菜用の包丁」です。
片方には刃がついていなくてまっすぐで、
もう一方は斜めに刃がついています。
だからこそ、薄くむくのが得意なのです。
ここまでの連載で、
日本、西洋、中国
それぞれの包丁の形状、切れ方を活かした
せん切りの仕方が
発達してきた
というのが伝わったでしょうか。
この連載でお伝えしたかったことは、
切り方にだって
「なぜこうするのか?」という理由がある
ということです。
それを知ることで、
効率よく、的確に、早く切ることができます。
ちなみに、この連載で、私は
せん切りと「せん」をひらがなで書いていますが、
漢字で本来はどうやって書くかご存じですか?
よく「千切り」と書いてあり、
それも辞書に載ってはいるのですが、
もともとは、「繊切り」なのです。
繊=ごく細い
という意味ですから。
料理って、おもしろい!!!
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