【豆ご飯の犠牲の豆の代わりは〇〇!?】

鮮やかな緑色の豆ご飯。

そして、豆はしわがなく、ピンと皮が張っている。

そんな豆ご飯が、あなたにも作れます。

豆ご飯できあがり290.jpg

昨日のメルマガでご紹介した、

料理屋さんの見た目に美しい豆ご飯の裏側。

そう、 「ぎせいの豆」の存在。

家庭ではそんなもったいないことはできないので、

「ぎせいの豆」の代わりに

あるものを入れます。

そのあるものとは?

・・・・・・・・・・

みなさん、こんばんは。

サイエンスクッキング プロデューサー
木村万紀子です。

 

はい、その答えです。

炊く前290.jpg

えんどうの実を取り出して、

普段は捨ててしまう「さや」を入れて、ご飯を炊くのです。

さやからも、豆の香りがご飯にきちんと移ります。

では、明日にでも作れるように、

分量も入れて、作り方をご紹介しますね。

<材料>

米…3合

えんどう(さやつき)…250g

こんぶ…名刺大

酒…大さじ2

塩…適量

<作り方>

(1)えんどうはさやから豆を取り出します。

(2)洗った米を炊飯釜に入れ、
酒、水、塩(小さじ1)を入れて、
3合の目盛りに合わせます。

こんぶと、えんどうのさやの2/3を入れて炊きます。

炊く前290.jpg

(3)ボウルに豆、水(少量)を入れて、

粗塩(適量)を入れて、もみ込み、
10分間おきます。

塩まぶし.JPG

こうすると、豆の緑色が鮮やかにゆで上がります。

また、豆に適度に塩味がつくと、美味しいのです。

 

(4)鍋に熱湯をぎりぎりゆでられる量を沸かし、

塩をついた豆を入れて、弱火でゆでます。

5~7分くらい。

味見して、ほどよくやわらかくなったらOK。

ゆでる290.jpg

(5)さあ!ここからがポイント!

ゆで上がった~とざるにあけてしまうと水の泡。

とたんに、豆はしわしわになります。

ゆで上がったばかりの豆は、

①急に周りに熱湯がなくなって、
空気にじかにさらされると、しわになります。

②また、冷たい水に一瞬で移すと、
これまたしわしわに。

それなので、蛇口の下に豆をゆでている鍋を置いて、

蛇口から水をチョロチョロと出して、
ゆでた湯の温度を下げていくのです。

(豆がこぼれないようにざるをかぶせて。)

そして、粗熱がとれたら、そのまましばらくその水につけておきます。

すぐに取り出すと、しわ~っとなってしまうからです。

これが、しわのよらないえんどうの実のゆで方です。

(他でも使えますね♪)

(6)ご飯が炊きあがったら

さやとこんぶを取り出しましょう。

炊き上がり290.jpg

そこに、豆を混ぜ込み、しばらく保温します。

これで、まるで割烹などの料理屋さん?

という、豆ご飯ができます。

炊飯器でお米と豆を一緒に炊くと、

なぜ、あんなに色が悪くなって、しわしわになるのだと思いますか?

それは豆をゆでてみると、わかりましたよね。

5分ちょっとでゆで上がるのです。

それをご飯と一緒に炊くと、
45~60分加熱しているわけですから、
超ゆですぎと同じ状態なのです。

そのご飯も家庭的で美味しいと思いますよ。

それもいいと思いますが、

一度、見た目に鮮やかな豆ご飯に挑戦してみませんか?

Pocket