【豆ご飯の犠牲の豆の代わりは〇〇!?】
鮮やかな緑色の豆ご飯。
そして、豆はしわがなく、ピンと皮が張っている。
そんな豆ご飯が、あなたにも作れます。
昨日のメルマガでご紹介した、
料理屋さんの見た目に美しい豆ご飯の裏側。
そう、 「ぎせいの豆」の存在。
家庭ではそんなもったいないことはできないので、
「ぎせいの豆」の代わりに
あるものを入れます。
そのあるものとは?
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みなさん、こんばんは。
サイエンスクッキング プロデューサー
木村万紀子です。
はい、その答えです。
えんどうの実を取り出して、
普段は捨ててしまう「さや」を入れて、ご飯を炊くのです。
さやからも、豆の香りがご飯にきちんと移ります。
では、明日にでも作れるように、
分量も入れて、作り方をご紹介しますね。
<材料>
米…3合
えんどう(さやつき)…250g
こんぶ…名刺大
酒…大さじ2
塩…適量
<作り方>
(1)えんどうはさやから豆を取り出します。
(2)洗った米を炊飯釜に入れ、
酒、水、塩(小さじ1)を入れて、
3合の目盛りに合わせます。
こんぶと、えんどうのさやの2/3を入れて炊きます。
(3)ボウルに豆、水(少量)を入れて、
粗塩(適量)を入れて、もみ込み、
10分間おきます。
こうすると、豆の緑色が鮮やかにゆで上がります。
また、豆に適度に塩味がつくと、美味しいのです。
(4)鍋に熱湯をぎりぎりゆでられる量を沸かし、
塩をついた豆を入れて、弱火でゆでます。
5~7分くらい。
味見して、ほどよくやわらかくなったらOK。
(5)さあ!ここからがポイント!
ゆで上がった~とざるにあけてしまうと水の泡。
とたんに、豆はしわしわになります。
ゆで上がったばかりの豆は、
①急に周りに熱湯がなくなって、
空気にじかにさらされると、しわになります。
②また、冷たい水に一瞬で移すと、
これまたしわしわに。
それなので、蛇口の下に豆をゆでている鍋を置いて、
蛇口から水をチョロチョロと出して、
ゆでた湯の温度を下げていくのです。
(豆がこぼれないようにざるをかぶせて。)
そして、粗熱がとれたら、そのまましばらくその水につけておきます。
すぐに取り出すと、しわ~っとなってしまうからです。
これが、しわのよらないえんどうの実のゆで方です。
(他でも使えますね♪)
(6)ご飯が炊きあがったら
さやとこんぶを取り出しましょう。
そこに、豆を混ぜ込み、しばらく保温します。
これで、まるで割烹などの料理屋さん?
という、豆ご飯ができます。
炊飯器でお米と豆を一緒に炊くと、
なぜ、あんなに色が悪くなって、しわしわになるのだと思いますか?
それは豆をゆでてみると、わかりましたよね。
5分ちょっとでゆで上がるのです。
それをご飯と一緒に炊くと、
45~60分加熱しているわけですから、
超ゆですぎと同じ状態なのです。
そのご飯も家庭的で美味しいと思いますよ。
それもいいと思いますが、
一度、見た目に鮮やかな豆ご飯に挑戦してみませんか?