【豆ご飯の豆にシワが寄らずにできる技とは】

こんばんは。
サイエンスクッキング プロデューサー
木村万紀子です。
今日は初夏を感じさせる暑さでしたね。
春の食材ももう終盤。
えんどうで作る「豆ご飯」は
春を代表する料理。
今日は、旬が終わってしまう前に、
豆ご飯をして、
家族でこの味を惜しむように、
美味しいねって食べました。
豆ご飯で、よくいただく質問があります。
炊きあがった豆にしわが寄って、
色がくすんでしまいます。
料理本の写真や、
割烹などの料理屋さんで出される
豆ご飯の豆は、つるんとしていて
緑が鮮やか。
どうしたら、そんな風に作れるのですか?
というものです。
豆ご飯できあがり290.jpg
まず、豆ご飯の豆にしわが寄って、
色が悪くなるという現象は、
米と豆を一緒に炊く限り、
そうなって当たり前です。
みなさんは間違っていません。
つまり、料理人もそう作れば同じことになるので、
料理屋さんでは、別のやり方をしているのです。
豆は豆だけでゆでて、
ご飯はご飯で炊きます。
それを混ぜているのです。
ただ、この言葉通りにそのままやると、
ご飯からぷ~んと豆の香りがただようようなことはなく、
豆が混ざっている白ご飯になります。

そのため、

料理屋さんでは、

「ぎせいの豆」を作ります。

ご飯を炊く時に、いくらかの豆を入れて
一緒に炊いて味と香りをつける。
そして、炊きあがったら
それは見た目が悪いので取り出してしまい、
別にゆで上げておいた豆を混ぜ込むのです。
みなさん、家庭の料理で、そこまでしますか?
そのぎせいの豆の行方は?
そこで、豆が鮮やかな緑でつるんとした
「豆ご飯」を家庭で作る場合には、
あるものを入れて、豆の味と香りをご飯に移すとよいのです☆
さて、そのあるものとは何でしょうか?
明日のメルマガをお楽しみに♪

 

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