【マヨネーズがついた皿はどう洗う?】
みなさん、こんにちは。
サイエンスクッキング プロデューサー
木村万紀子です。
昨日の私は、吸収する日でした。
「感動」を創り出す力を身にまとうために、
大阪のセミナーでお話しを聞いてきました。
今日は、その感動を「言葉で伝える力」を養うセミナーにも参加してきます。
私は、
「料理の作り方が変わる、
それが
人生が変わるほどの感動に!」
その想いがみなさんに伝わって欲しい
といつも思っています。
受講生の方が
「先生の講座を、
まだたった一回受けただけですが、
私、変わったのですよ!
いつも夕食の支度が近づくと、
あ~ぁ何作ろうかなぁと
ニガテ意識に襲われて億劫になっていたのが、
今はウソみたいに
楽しくってしょうがないのです!」
こんな風に喜んでいただけることがうれしい、
そして、手を取り合って一緒に喜べる瞬間が、
私はとにかくうれしい!
そして、みなさんから、
今日のメルマガの内容は驚いた!やってみます!
というご感想も励みになっています。
みなさんが喜んでくれる、
それが私を支えてくれます。
この志事は与えているようで、与えていただいているなと感じる毎日です。
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さて、前回は、「肉を切ったまな板は、まずは水で洗いましょう」でした。
他にも、つい湯で洗ってしまいがちなものがあります。
マヨネーズ です。
写真のように、マヨネーズがべったりついた皿に
洗うときに湯をかけると、
ややもするとこのようになります。
今日のなぜ?はサイエンスです。
●マヨネーズは、そもそもどうやって作られているの?
家庭でもできる作り方でご紹介しますね。
卵黄(1個)、酢(小さじ2)、塩こしょう、マスタード(15g)をボウルで混ぜます。
そこに油(200ml)を糸をたらすように少しずつ入れながら、泡だて器でよく混ぜて作ります。
●ミクロの世界のマヨネーズは?
この作り方をミクロの視点で見ると
卵黄や酢などの水分の中に、
油を細かな粒状にして分散させて作っています。
図にするとこんな感じ。
マヨネーズが皿と接しているところは、
つまり水分です。
油がべっとりくっついているわけではないのです。
●だから
水で洗い流せば、さ~っと流れます。
湯をかけてしまうと、
油がうまいこと水の中に粒状で混ざっていたのに、
油がはじけて(熱でこの構造が壊れます)、
皿にべったりとくっつきます。
また、卵黄は65℃で完全に固まります。
さらに、皿の汚れをひどくさせています。
つまり、
マヨネーズがついても油汚れではない。
まずは、水で洗うほうが理にかなっています。
台所のサイエンスですね。
実は、フランス料理のシェフから、
15年以上前に聞いたコツなのです。
おっ!サイエンス的に裏付けできると思って、
私にとって忘れられないお話しとなりました。