【トマトのお尻の白い筋を見て切り分ける裏技のなぜ?】
トマトはお尻の白い放射状の筋を見て切り分けると
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写真のように、1個すべてが
ゼリー状の部分が出ないように切り分けることだって、可能!
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写真のように、1個すべてが
ゼリー状の部分が出ないように切り分けることだって、可能!
昨日のこちらのトマトの話題は、
「本当?やってみたい!」
というお声を早速いただきました。
というお声を早速いただきました。
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みなさん、おはようございます。
サイエンスクッキング プロデューサー
木村万紀子です。
昨日の続きをお話ししますね。
ゼリー状の部分を閉じ込めて切り分ける方法を、身近な料理で役立てるのでしたら、
レタスにトマトなどを混ぜて、
ドレッシングで和えた
ごく普通のサラダ。
混ぜたときに、トマトの切り口からゼリー状の部分がこぼれ落ちてしまい、
トマトを食べようと思ったら
抜け殻のようになっていたり、
レタスがゼリー状の種でぼとぼと・・・
ということが、あるんですよ。
昨日お伝えした切り方は、
より美味しく食べるための技ですね。
そこまで気にしたことがないという方も、今日から素通りできません。
今日はその「なぜ?」に迫ります。
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トマトを輪切りにすると、
部屋に分かれていています。
壁(しきり)があって、
その内側にゼリー状のものがあります。
その内側にゼリー状のものがあります。
トマトのお尻側に見える
白い放射状の筋
その筋と
この部屋の構造が対応しているのです。
まず、
トマトの断面に対して、
トマトの断面に対して、
どのように白い放射状の筋が入っているか。
トマトのお尻の筋がある場所を、
断面に映し出してみました。
赤線部分です。
次に、
その放射状の筋通りに切っていくと・・・
すべてゼリー状のど真ん中を通ります。
だから、
切り分けたトマトに、
切り分けたトマトに、
ゼリー状の部分を出したくなかったら
このように、
白い放射状の筋と筋の間に
包丁を入れたらいいのです。
子供の自由研究みたいに、
ワクワクしませんか?
料理はサイエンスですから!
明日は、「買ってきたトマトのお尻を見ても、白い筋なんてない!」
に迫ります。
トマトの目利きのお話しです。