【キウイ&ヨーグルトは相性が悪い!?】
前回のキウイのトゲの話題から・・・
ヨーグルトにキウイを入れて
食べたことがありますか?
「もちろん!」
と多くの方がおっしゃると思います。
市販のヨーグルトでも
定番の組み合わせですよね。
しかし、生のキウイをヨーグルトに入れて食べる相性は最悪って、ご存知でしたか?
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みなさん、こんばんは。
サイエンスクッキング プロデューサー
木村万紀子です。
うちは小学生の子供がいます。
朝、子供たちを起こす前に、
朝ごはんは食卓に並べてあります。
身支度を整えたら、
「いただきま~す」
このような朝の迎え方は、
お子さんのいらっしゃるご家庭でしたら、当たり前の風景ですね。
こんなときに、
生のキウイをヨーグルトに入れて
出したとしましょう。
一口食べて「・・・・・・」
もう、キウイが嫌いになるかもしれません。
すぐに食べればおいしいのですが、
10分以上経つと・・・
すご~い苦みになるのです。
キウイのアクチニジンという酵素が、
牛乳のカゼインというタンパク質を分解して、
この苦味が出てくるのです。
キウイが細かく切られるほど反応が進むので、
ミキサーにかけてスムージーにして、
しばらく置くと、
とんでもないことになります。
市販のキウイヨーグルトは、
キウイを砂糖とともに加熱してから使っています。
加熱によって、アクチニジンの酵素は活性を失うので、その場合は苦味は出ないのです。
今まで、知らずにこの組み合わせをやっていた~という方、
まだその苦味のご経験がなければ、ラッキー。
これからは気を付けましょうね。