【本日9/9は「重陽の節句」今日食べるべきものがある!?】
本日9月9日は、
重陽の節句です。
五節句(1/1,3/3,5/5,7/7,9/9)のうち、
今では重陽の節句だけがすたれてしまっていますが、
昔は最も盛んにお祝いされていた節句です。
節句にはそれぞれ決まった料理を食べる
ならわしがありますが、
重陽の節句には
どんなものを食べてきたかというお話しと
誰でも簡単にできる料理をお伝えします。
・・・・・・
こんにちは。
サイエンスクッキング プロデューサー
木村万紀子です。
私は食育も13年仕事にしてきまして、
子供に料理も教え続けています。
最近では、zoomを使った子供料理教室もしましたよ。
詳しくはコチラ⇒
http://kids-science-cooking.com/
今日のお話しは、
日本人だけど知らない「日本のしきたり」。
こういうのって、たくさんあって、
おもしろいですよね。
さて、9月9日が特別な日なの?
と驚かれた方も多いでしょう。
どうしておめでたいの?
からお伝えしていきましょう。
古代の日本は、
中国の文化から大きな影響を受けているわけですが、
古来中国では、
●奇数=陽数(よいことを表す)
●偶数=陰数(悪いことを表す)
と考えられてきました。
その陽数が連なる日
(1/1,3/3,5/5,7/7,9/9)は、
めでたい反面、不吉なことが起こると考え
邪気祓いをしたのが五節供の始まりです。
その中でも
一番大きな陽数(9)が重なる
9月9日を、
陽が重なると書いて
「重陽の節句」といわれ
不老長寿や繁栄を願うようになりました。
重陽の節句は、
「菊の節句」ともいわれていました。
こんなに暑いのに「菊」?
と今咲いている花としては
思い浮かばないと思いますが、
旧暦9月9日は、
今でいえば10月半ばですから
菊が咲き誇り、
秋の実り豊かな時期です。
菊は長寿をもたらす
おめでたい花です。
強い香りで邪気を祓う
とされてきたので、
お仏壇に飾られることも多いですね。
旧暦9/9は、
時期的に秋の収穫と重なり、
人々はお神酒に菊の花を添え、
稲、栗などをお供えして、
神に感謝をし、
無病息災を祈りました。
さて、みなさん、
食用菊を食べたことはありますか?
観賞用の菊を、
食べやすいように
品種改良されたものです。
デパ地下の野菜売場に行くとあります。
最盛期の来月くらいまで、売られていますよ。
私が買うときにはいつも1パック
200~300円でたくさん入っています。
それが手に入れば、
【菊酒】
冷酒に菊の花びらを浮かべる。
見た目にも美しいです。
【菊のお浸し】
菊は、花びらをばらして、酢を入れた熱湯でさっとゆでるだけです。
花びらを手で摘むのが、結構楽しいの。
たんぽぽの花びらを、子供のころに、ばらばらにした、あの感覚~!
菊だけをむしゃむしゃ食べる
というのは抵抗があるので、
春菊(菊菜)を混ぜるといいですよ。
うちは、重陽の話を子供にしたくて、
毎年、この時期に作ることにしています。
【とはいえ、菊なんて手に入らないよ!】
ふつうはそうでしょう。
うちも、近くのスーパーにはないです。
でね、何か、この話題を食卓でするために、
菊そのものでなくても、
近いもので料理を作りたいと思ってね、
おすすめがあります。
菊と同じ
キク科キク属の
「春菊(菊菜)」だったら
スーパーにいつも売っています。
「でも・・・ほろ苦い味が苦手なんです。」
という方が、非常に多い。
わかる、わかる。
子供ウケは決してよくないとは思います。
そういう方に、
超おススメレシピです!
「レシピのいらない料理術」
持田亜友美講師が、
先日、Facebookで投稿していた、
<春菊のツナマヨ和え>
私もしたことないので、
試しにしてみたところ、
春菊は苦いから好きではないという
小学生の娘が、
1束食べるかの勢いでおかわりしてきて、
びっくり~
もうないといったら
「明日も作ってと!」
すぐに作っても、これおいしいと。
さすがに翌日は違うアレンジにしようと
せん切りのにんじん(塩ゆで)
も入れてみました。
やってみてね!
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レシピのいらない料理術
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