【枝豆をゆでる時の塩って、そんなに必要だったんだ!】
枝豆をゆでる前に
「さやの両端を切る」
なんて、知らなかった~と
多くの反響をいただきました。
神戸のK様より
「全然、味がないな~って、
もう何十年と思っていましたよ。
これでほんのり塩味の
おいしい枝豆がゆでられそう。」と。
きっと、うなずいていらっしゃる方も多いと思います。
まずは、昨日の復習から。
枝豆のさやの両端を切った後は、
多めの粗塩を入れて、
ぎゅっぎゅと手で握るようにして
よくもむ。
よくもむ。
(さやの産毛を取るため)
でしたね。
では、多めの粗塩って、どのくらい?
・・・・・・・・・・
みなさん、こんにちは。
サイエンスクッキング プロデューサー
木村万紀子です。
塩の量を「多め」と言っても、
みなさん、ビビッてしまって、
私が思う量まで入れてくれないんですよ。
パスタをゆでるときも、同じ。
一緒にやってみたら、こんなに入れるの?と驚かれる。
メルマガでは料理のちょっとしたコツを教えていますが、
私が主宰する
『レシピのいらない料理術』の講座では
『レシピのいらない料理術』の講座では
感覚より、理論で教えることを大事にしています。
そのほうが、正確に伝わるからです。
料理はとかく「だいたいこんな感じ」で伝わっています。
私はそれでは、
人から人へ正確に伝わらないと思うのです。
料理教室で先生と一緒にやったときはできたけれど、
家に帰ってきたら同じようにはならなくて・・・。
いやいや、それで、
料理教室に行く意味ある??
と思うわけです(^^)
私は、料理の味つけには、
何をどのくらい入れたらいいという量を割り出して、
パターン化してラクに教えています。
そうすると、味見しないで食卓に出せるくらい
味がバシッと決まります。
というわけで、
塩の量も昨日は「多め」とあえて書きましたが、
塩の量も昨日は「多め」とあえて書きましたが、
みなさんが思った多めと
答え合わせをして欲しいのです。
答え合わせをして欲しいのです。
・・・・・・・・・・
枝豆をゆでるときに、
いい感じで塩味をつけるためには、
湯に4%の塩を加えます。
つまり、湯1Lに対して40g。
40g!? 多っ!
gで言われてもイメージしにくいでしょうが、
粗塩は、大さじ1=約15gです。
だから、
たった湯1Lで大さじ3弱も必要です。
たった湯1Lで大さじ3弱も必要です。
では、枝豆を今からゆでるぞというときに、
まずすることは、
①枝豆を洗う
②今からゆでようとする鍋に
試しに入れてみて、
ゆでるのに必要だと思われる水を
計量カップではかりながら
注いでみる。
(1Lだったとします)
③枝豆をいったん取り出して、
両端を切る。
④塩をはかります。
1Lだから、
塩は40g(大さじ2と2/3)必要。
ここからですよ!
この塩は、
塩もみ用+ゆでる用 の塩の量です。
⑤この塩の一部を使って、
枝豆を塩もみします。
⓺沸騰した湯に残りの塩を溶かし、
枝豆を塩がついたまま入れます。
そうすれば、いつも同じ塩加減にゆでられますね。
そして、どのくらいゆでますか?
味見して決めますか?
⑦約8分ゆでます。
これは、私の好みのゆで加減。
かためが好きな方はもっと時間を短くしてください。
⑧ゆであがったら、ざるにあけます。
そして、自然に冷まします。
ここで余熱で火が通りますから、
好みのかたさのちょっと手前でざるにあけると、
そのままほおっておく間に、
いい感じのほくほく感になります。
食べてみて、これ以上やわらかくなりたくなかったら、
うちわであおぐとか、広げるとかして冷ませばOK。
うちわであおぐとか、広げるとかして冷ませばOK。
いつも、ゆであがったら、
青菜をゆでるみたいに、
水をかけていたという方も多いですね。
水をかけていたという方も多いですね。
水っぽくなる+塩味が取れる
ので、水はかけないのですよ。
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ゆでる前に、
・試しに枝豆を入れて水の量をはかり
・塩味を割り出すというところは、
先日のとうもろこしのおいしいゆで方と
ここは一緒ですね。
毎度、はかる必要はありません。
枝豆を買ってくるときは、
うちはいつも1袋とか、
そのご家庭によって決まってますよね。
だから、決まった鍋でゆでればいい。
・この鍋のこのくらいまで入れたら、
〇Lなんだ!
・塩はいつも大さじ〇入れればいいんだ。
メモって冷蔵庫に貼ってください。
この夏、いつもそれでゆでていたら、
そのうち、覚えると思いますよ。
おいしくできると、
必ずリクエストがきますから、
何度も枝豆をゆでることになりますって!
必ずリクエストがきますから、
何度も枝豆をゆでることになりますって!