【麻婆春雨に使う春雨は、国産より中国産】
食材はなるべく国産にこだわっています
という方も、
麻婆(マーボー)春雨は
国産の春雨で作らないでください。
ややもすると・・・
「溶けてなくなります(笑)」
鍋もので、春雨のつるつるを楽しみに入れたのに、
消えてなくなったご経験はありませんか?
麻婆春雨などの煮込みでは、
中国産の<緑豆春雨>を使います。
<中国産の緑豆春雨の特徴は?>
火を通しても、煮崩れにくい。
煮込んでもコシと弾力がある。
煮込み料理、スープ料理に向く。
<日本産の春雨では?>
火を通すと、煮崩れて、溶けてくる。
やわらかくなりやすいので、味がしみこみやすい。
春雨サラダにすると、たれの味がなじむ。
・・・・・・・・・
なぜ、このような違いがあるのか?
は、原料のデンプンの性質によるものです。
緑豆春雨の緑豆のデンプンは、
熱に強く、溶けにくい。
日本の春雨に使われているのは、
じゃがいもデンプン、さつまいもデンプンで、
これらは片栗粉の原料でもあり、
熱に弱く、溶けやすいのです。
このように、特徴を知って、使い分けるといいですね。
次回も、まだまだ
春雨のなぜ?についてお話ししていきます。