【塩のパッケージの情報を見て、選ぶには?】

スーパーにはたくさん塩が売っていて、

・違いがわからない

・どれを買ったらいいのか迷ってしまう

スーパーの塩.jpg

そうなったのは、
わりと最近のことなのですよ。

・・・・・・・・・・

おはようございます。

サイエンスクッキング プロデューサー

木村万紀子です。

 

本日は、塩の雑学王みたいな話から、

選ぶときに何を見るかという話しをしますね。

1997年まで92年間、

塩は「塩専売法」
という法律によって、

一般企業が自由に塩を製造したり、

輸入したりすることは禁止されていました。

どちらもOKになったのは
塩が自由化された2002年から。

日本専売公社という名前、
私の年代以上の方は、
きっと記憶にありますよね。

なぜ、国が専売制をとっていたかというと、

財政収入を増加させるためです。

 

塩やたばこなどの特定の物資の

生産・流通・販売などを
全面的に管理下に置いて、

そこから発生する利益を独占していました。

前回のメルマガでとりあげた
「イオン交換膜法」で作られた塩。

塩辛さがきついです。

とお話ししましたが、

私が生まれてから、成人するまでは、

国はこの方法でしか塩を作ってはダメ!

としていたから、

 

私はこの塩で育っています。

伯方の塩や赤穂の塩という例外はありましたが、

これらは、「専売塩を誹謗してはならない」などの制約を受けたりしながらの販売だったのですよ。

 

前回のメルマガの配信の後、

「イオン交換膜法」の塩を
今までずっと使っていました。

味が他とそんなに違っていたのですね・・・

というご感想をいただきましたが、

私たちの親が普通にこれを買ってきていたのですから、

そういう方も多いと思いますよ。

 

「にがりが含まれている塩は、

パッケージを見たらわかりますか?」

というご質問をいただきました。

▼ ▼ ▼

はい、わかります。

原料、どんな風に作られているか

という記述が義務づけられています。

塩の表示290.jpg

(食用塩公正取引協議会のHPより引用)

予備知識がないと
わかりにくい情報もありますが、

一般の方にも、
およそのことがわかるようになっていて、

「にがりを含んだ塩です」

と明記されたものもあります。

 

また、天日塩と書かれていたら、

海水から水分を蒸発させて塩を作っているので、

イオン交換膜法ではありませんから、

にがりが含まれていると思ってOK。

煮詰めるときに、

立釜は大きい工場で大量生産が多く、

平釜は小規模に作っている工場も多い。

とすると、この二つを比べれば、平釜のほうが個性のある塩も探しやすい。

という特徴がつかめますね。

 

岩塩と書いてあれば、

日本にはありませんから、外国産のもの。

汁物の味つけ使うような使い方ではなく、

ふりかけて使うものに向きます。

 

メルマガで話すには、
話がしぼりきれませんが、

まず、食べてみて!

食べ比べると、わかって面白いから!

 

・おむすびには、この塩をふって
塩むすびにするとおいしい~

とか

・肉にふりかけて食べたい

・天ぷらを食べるときに
この塩で食べたい

 

な~んて感じで、

凝りたくなっちゃったりして。

 

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