【いかの足のうち2本は別物!?】

みなさん、こんにちは。


サイエンスクッキング プロデューサー
木村万紀子です。

 

先日、『レシピのいらない料理術』
の講座後の個別相談で、
またこの質問が!?

 

「いかのゲソ(足)の下処理を教えて下さい」

あまりにもよく聞かれるので、
他にも疑問に思われている方もいらっしゃるかも?

ということで、メルマガでご紹介します。

いかは丸ごと買ってさばかなくても、
ゲソだけでも売られていますよね。

ゲソだけ集めて売られていても、
魚屋さんは、ゲソの下処理まではしてくれていないことがほとんど。

だから、知っておくと役立ちますよね。

いかのゲソが安く売っていたら、

私はバターでさっと炒めて、
黄金比率の調味料(醤油、酒、みりん等)を入れ、

 

こがし醤油っぽい香ばしい香りがしたら、
刻んだ青ねぎを入れてできあがり。

というカンタンな一品を作ったりもします。

 

丸ごとさばくときには、
いかのわたも入れて、
一緒につぶしながら炒めると、

日本酒欲しい~っていうお味に♪

いかイメージ.jpg

さて、みなさん

「イカの足・2本だけ他と違うのをご存じですか?」

イカの絵を描いてくださいというと、
大人も子供も足を10本書きますよね。

実は、
そのうち2本だけ異常に長いのです。

今まで、お気づきでしたか?

吸盤もほかの足に比べて、
とても大きく、
ギザギザもついているのです。

いかの足1.jpg

これで獲物を捕らえます!

吸盤で相手をぴたっと、
そしてギザギザで引っ掛けます。

 

吸盤は結構な威力で、
さばくときに触っても、
指に吸い付いてきますよ。

そして、この足は切れていることもあります。
(写真でも、下のほうが少し切れていますね。)

では、

 「この長い足の先を、イカをさばくときに切っていますか?」

この大きい吸盤とギザギザが口に残るので、
他の足と同じ長さに切り落とします。

これが基本。

いかの足2210p.jpg

とはいえ、今まで切らないで食べて大丈夫でした、という方もきっといらっしゃるでしょうから、

切らないといけないと強くは言いません。

ですが、そうおっしゃっていた方でも、
いざ、この足をまじまじと観察してみると・・・

「次からは切り落とそう。」
とおっしゃっていましたよ。

そのくらい別物です。

その足を見てみたくなったから、

今日はいか料理にしようと思った方へ。

明日配信の「吸盤の取り方のコツ」を読むまで、ちょっと待ってくださいね。

 

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