池上 磨惠(『レシピのいらない料理術』認定講師・京都)

体のためになる料理を気楽に作りたい

レシピのいらない料理術認定講師
池上磨惠(イケガミキヨエ)です。

私は、理学療法士として約20年働いています。

理学療法士って?…

病気やケガが原因で、座る、立つ、歩くといった動作が不自由になったり、
身体に痛みがあったりする人の、
運動機能回復のお手伝いをする仕事です。

仕事柄、脳卒中の方に接する機会が多く…

どれ程生活に支障が出ることか、

食事の質によってそのリスクの軽減が出来ることも理解してはいるのですが…

日々フルタイムで働き、

数年前までは趣味でバドミントンに通い…

帰ってから調理することがなかなか出来ず、

ついお総菜を買ってしまったり、
ついお菓子を食べすぎたり…

お酒も頂きますし、あまりよい食生活ではありませんでした。

 

小学生の頃より続けたバドミントンを引退し、

時間ができてくると、

元々好きではあったお料理やお菓子作りをしたくなり、

それから色々と教室に通ってみました。

習い事は楽しい!美味しいものも作れる!
ですが、実際の食生活はあまり変わりませんでした。

・教えてもらったものだけしか作れない

・レシピをひっぱり出して見ながら作る

面倒で、やっぱり、自炊は続きませんでした。

木村万紀子先生と出会ったのは、

大阪ガスクッキングスクールでの

『スポンジケーキがふんわり焼けるお菓子のコツのサイエンス』のレッスンでした。

卵はなぜ泡立つのか?最適の温度は?卵の気泡の大きさは?

理論的で、初めて聞く話でした。

何種類もスポンジを持ち込まれ、何が違うのか?

そんな説明もされていました。


(2016年11月大阪ガス ハグミュージーアムにて開催)

現在の仕事の前は、化学科を卒業し研究職をしていました。

思いがけず、料理という身近な所で役立つサイエンスがとても面白く、

また、理論派で面倒見のよい木村万紀子先生に学びたいと、

迷うことなくレシピのいらない料理術に申し込みました。

実は、レシピのいらない料理術の一期生です。


                  (2017年6月)

1dayレッスン、中華、洋食、和食、
レッスンではいつもたくさんの料理が並び、

たくさんの質問が飛び交って、楽しく、美味しくて、
こんなお料理が作れるようになりたい!

3年間、あっという間でした。

 

で、現在…

仕事から帰宅後、疲れてもいますし、
お料理をするのが面倒なのは変わりません。

でも、これを作りたい!あれも作りたい!
こんな風にアレンジしてみよう!この食材を使ってみよう!

料理欲が勝るようになり、
ほぼ自炊の生活に変わりました。

料理に自信がつき、楽しくなり、それは大きな変化でした。


(左:レモン麹、右:玉ねぎ麹のサラダ。最近、体にやさしい麹料理にもはまっています)

 

レシピのいらない料理術には、
「公式」という言葉がよく出てきます。

 

調味料の割合、量、
どのくらい薄めるのか、煮詰めるのか、
レシピの共通点、相違点、等々。

一つ一つレシピを教わるのではなく、
様々なメニューを系統立てて学びます。

なので、単発のレッスンとは違い、応用力がつきます。

食材を変えても、レシピを見ずとも作れてしまう。

これがレシピのいらない料理術のすごさだと思います。

 

身体は食べるもので出来ている。

料理が気楽に、楽しくなると、どれだけ食生活が健康になることか。

そして、精神的にも健康になることか。

たくさんの方に実感してもらえたら嬉しいです。

 

レシピのいらない料理術認定講師・京都

池上 磨惠

 

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